BMWは現在ミッドサイズ・クロスオーバークーペSUV『X6』ファミリー改良新型を開発しているが、その頂点に君臨する最強モデル『X6M』の市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
第3世代となる現行型X6は2019年にデビュー、X6Mは翌2020年に登場しており、これが初の大幅改良となる。
捉えたプロトタイプはカモフラージュがかなり軽く、後部に至ってはカモフラージュが見当たらない。フロントエンドでは、内部にシャープな「く」の字型LEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライトを装備しており、かなり鋭い顔つきになることが予想される。『X7』や『7シリーズ』で話題のスプリットヘッドライトの採用は見送られたようだ。
ラジエーターグリルの形状が若干見直されているが、巨大化はなされていない。バンパーのコーナーインテーク部分は隠されており、エアロダイナミクスが向上するよう新設計されているはずだ。後部は今後着手されると思われるが、おそらくLEDテールライトのグラフィックの変更程度になるだろう。
キャビン内は大きなアップデートが見られそうだ。X6同様に「iDrive8」インフォテインメントソフトウェアを実行する新しいデュアルスクリーンを配置、センターコンソールデザインも一新されるだろう。また現行型の背の高いシフトノブは、繊細でコンパクトなデザインに置き換えられることも濃厚だ。
パワートレインは、現在の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンをキャリーオーバー。最高出力は555psを発揮し、コンペティションモデルでは最大で617psにも達するだろう。0-100km/h加速は3.7秒の動力パフォーマンスを魅せる。
目元キリッと鋭く進化、BMWの最強クーペSUV『X6M』大幅マイチェンの内容は
2022年05月09日(月) 20時00分
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