フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》

ステランティスジャパンは3月1日、発足にあたっての記者会見を東京都内で開催、日本市場に導入予定のフィアット『500e』はじめ、傘下8ブランドの新型車を展示した。

ステランティスジャパン株式会社は、ステランティスの日本における輸入販売子会社であるFCAジャパンとグループPSAジャパンが、2022年3月1日付で両社の事業を統合し、新たに発足したもの。

新会社は、日本市場におけるアバルト、アルファロメオ、シトロエン、DSオートモビル、フィアット、フィアットプロフェッショナル、ジープ、プジョーの事業を一つの組織に統合した。統合時点で、8ブランドを通じて36モデル95バリエーションを日本の消費者に提供している。

これらのうち電動車はPHEV(プラグインハイブリッド車)の6モデルとBEV(バッテリー電気自動車)の4モデルの10モデル。2022年は新たにBEVを1モデルとPHEVを7モデル、ジープ、プジョー、シトロエン、フィアット、DSオートモビルから導入し、年内に19モデルの電動車ラインアップをそろえる。

3月1日の記者会見では、導入予定のBEV、フィアット500eが先行展示された。2021年初には21年中の導入予定だったが、今回のようにイベントで展示されることはあっても、発売が遅れている。ルーフがオープンになる「500eC」バリエーションも追加予定だ(展示車両)。

なお従来型の500は内燃機関駆動の設定があり、電動仕様が「500e」と呼ばれていたが、欧州市場では現行になるモデルチェンジで電動のみとなり、車名は「500」となった。日本市場では新型でも電動仕様は引き続き「500e」と呼ばれている。

500eのスペックは、欧州の500の諸元で、4人乗り、FWD、WLTP複合モードでの航続298〜321km。パフォーマンスは最高出力87kW、最大トルク220Nm、最高速度150km、0-100km/h加速9秒とされる。リチウムイオン電池の容量は42kWhあり、100%充電時間は家庭用電源で15時間15分、ステーション経由で4時間15分、85kW直流急速充電(モード4)では80%まで35分だ。

フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500eC《写真撮影 安藤貴史》 フィアット500(欧州仕様)《photo by Fiat》 フィアット500(欧州仕様)《photo by Fiat》 ステランティスジャパン発足《写真撮影 安藤貴史》 ステランティスジャパンのポンタス・ヘグストロム社長《写真撮影 安藤貴史》