メルセデスベンツ CLE プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

クーペやコンバーチブルは、クロスオーバーSUV人気に押され、市場シェアを失っているのが現状だ。プレミアムブランドでも2ドアセグメントでの戦略の見直しを強いられており、メルセデスベンツでは、『Cクラス』『Eクラス』に設定されているクーペとカブリオレの廃止が検討されていたと噂されている。

しかしメルセデスベンツは、完全に廃止することなく、大胆な戦略にでることがわかった。それが新たなクラス「CLE」の導入だ。

CクラスとEクラスのクーペ/カブリオレに置き換えられるCLEは、最新世代のCクラスなどと共有する同社の「MRA-2」プラットフォームを採用。その車名からもブランドのラインアップでは「CLA」と「CLS」の中間に位置することがわかる。


今回実車をスクープしたのは開発中とみられる「CLEコンバーチブル」だ。メルセデスAMGが開発中の新型『SL』同様にハードトップでなくファブリック製が採用されるほか、シートレイアウトは4シーターと予想される。

また現段階でクーペ/コンバーチブル以外のボディスタイルは考慮されていないが、ライバルとなるアウディ『A5』やBMW『4シリーズ』には、クーペとコンバーチブルだけでなく、アウディは「スポーツバック」、BMWが「グランクーペ」と4ドアクーペが存在しており、メルセデスベンツもCLEでこれに対抗する可能性がある。

市販型ではパワートレインをCクラス新型と共有するが、ボディには独自のヘッドライトユニット、ボディパネル、よりセクシーなルーフラインなどが新設計される。

CLEクラスは2022年内に欧州で発売予定だ。フルラインアップ戦略をとるメルセデスベンツだけに、日本市場への導入にも注目したい。

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