メルセデスベンツは現在、ミドルクラス・クロスオーバーSUV『GLE』ファミリーの改良に向け開発を進めている。今回はその派生モデルとなる『GLEクーペ』のプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えることに成功した。
GLEは2015年に『Mクラス』改良新型のタイミングで車名が変更。その後2019年に「GLE」として初のフルモデルチェンジが執行され、翌2020年にGLEクーペも登場。これが初の大幅改良となる。
捉えたプロトタイプは、ボディ前後を厳重にカモフラージュしているが、スポーティなエアインテークを備えた立体的フロントバンパーが確認でき、エアロダイナミクスが大幅な向上が期待できそうだ。フロントグリルはサイズ、デザインとも継承される可能性があるが、LEDデイタイムランニングライトやヘッドライト内部が新設計されると思われる。
リアエンドでは、リバースライトを再配置した最新のLEDテールライトを装着、クワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、ハイエンドモデルのAMG「GLE 53」の可能性もありそうだ。
キャビン内では、新設計のステアリングホイール、更新されたインフォテインメントシステム、改訂されたトリムと室内オプション、さらにタブレット型ディスプレイなども期待されている。
現行型AMG「GLE 53」のパワートレインは、最高出力435psを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジン+マイルドハイブリッド「EQ Boost」システムを搭載、21psを短時間ブーストすることができる。0-96km/h加速は5.2秒、最高速度は250km/h(電子制御)を実現しているが、そのままキャリーオーバーされると思われる。
GELクーペ改良新型は開発序盤とみられ、デビューは2023年あたりとなりそうだ。
メルセデスベンツ GLEクーペ 初の大幅改良へ、フロントマスクが変わる
2021年09月15日(水) 21時00分
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