シボレー・シルバラード のEVのティザー写真《photo by Chevrolet》

シボレーは、2021年内に主力ピックアップトラックの『シルバラード』(Chevrolet Silverado)に設定する予定のEVに、新技術を搭載する。8月11日、シボレーが発表した。

シルバラードは、シボレーブランドのフルサイズピックアップトラックだ。米国では、フォードモーターのフォード『F-150』やステランティス傘下のラムブランドのラム『1500』、トヨタ『タンドラ』、日産『タイタン』などがライバルになる。

シルバラードは2020年、米国市場で59万4094台を販売した。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受ける中、前年比は3.2%増と堅調だった。

シボレーは、このシルバラードにブランド初のEVピックアップトラックを設定する。ゼロから設計されており、GMの新世代EV向け「アルティウム」プラットフォームをベースに、シルバラードの使い勝手の良さを組み合わせる。1回の充電での航続は、最大で約644kmに達する見込みだという。

シボレーは、シルバラードのEVに新技術を搭載する。新技術のひとつが、4輪ステアリングの「Four-Wheel Steer」だ。Four-Wheel Steerは、4輪操舵システムで、低速での敏捷性の引き上げと最小回転半径の短縮、高速でのハンドリングと安定性の向上などを実現する、としている。

シボレー・シルバラード のEVのティザー写真《photo by Chevrolet》 現行シボレー・シルバラード(参考)《photo by Chevrolet》 現行シボレー・シルバラード(参考)《photo by Chevrolet》