フェラーリは現在、V6エンジン搭載の新型プラグインハイブリッドモデルを開発しているとみられるが、そのプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。フェラーリがV型6気筒エンジンを搭載するのは、1967〜1969年まで発売された名車『Dino』(ディーノ)以来52年ぶりだ。
コードネーム「F171」と呼ばれる新型フェラーリは、電気モーターと連動する新開発の3.0リットルの120度V型6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は700ps以上を発揮、そのうち110psは電気モーターから得る。EV航続は32km(20マイル)と予想されており、このパワートレインはブランド初のクロスオーバーSUV『プロサングエ』にも流用されると見られる。
『SF90ストラダーレ』異なりF171は後輪駆動で、電気モーターがパートタイム・ブースト、トルクフィル、アンチラグの役割を支援することのみを目的とすると言われる。
捉えたプロトタイプはいくつかのダミーパネルがあるものの、これまでのテストミュールから一転、はじめて量産型ボディで登場。鋭くシャープなヘッドライトを装備、リアフェンダー前部にエアインテーク、その手前には電動モデルの注意を促すイエローステッカー、アグレッシブなリアディフューザーなども見てとれる。
ディフューザーの上部にはデュアルエキゾーストパイプが確認できるが、これはダミーで本物はセンターにあると予想される。
F171のワールドプレミアは2021年内とみられ、市販型には「ディーノ」の名称も噂されている。市場では、マクラーレンの電動V6ハイブリッドスーパーカー、『アルトゥーラ』がライバルとなることは間違いない。
フェラーリが52年ぶりV6エンジン搭載へ、車名は「ディーノ」も候補に
2021年06月01日(火) 19時00分
関連ニュース
- BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化 (04月26日 10時30分)
- メルセデスベンツ GLCクーペ、PHEVモデルを追加…EV走行距離118km (04月25日 15時30分)
- BMWの4ドアEVクーペ『i4』、改良新型を発表へ (04月20日 09時00分)
- [15秒でわかる]メルセデスAMG『GT』新型…ハイパフォーマンスクーペは意外にも4人乗り可 (04月15日 08時30分)
- 最強モデルは後輪駆動で電動化もなし!? メルセデスAMG『GTクーペ』次の一手とは (04月10日 21時00分)