マセラティは5月26日、現在開発を進めている新型SUVの『グレカーレ』(Maserati Grecale)の最新プロトタイプの写真を公開した。マセラティが属するステランティスのカルロス・タバレスCEOが、同車に試乗している。
グレカーレは、『レヴァンテ』に続くマセラティのSUV第2弾となる。マセラティには、そのモデル名に伝統的に風にちなんだ車名を付けてきた。1963年の『ミストラル』から始まり、『ギブリ』、『ボーラ』、『メラク』、『カムシン』が発表された。
そして2016年には、マセラティ初のSUVとなるレヴァンテが登場している。グレカーレにも、風の名前が冠された。地中海に吹く北東の風にちなんで、グレカーレと名付けられた。グレカーレは、マセラティのビジネスをさらに拡大する役割を担う。
マセラティは、このグレカーレの最新プロトタイプの写真を公開した。マセラティが属するステランティスのカルロス・タバレスCEOが、イタリアのマセラティ工場を訪問したのに合わせて、同車に試乗している。
ルノーのCOOだった2012年には、アルピーヌ『A110』のデビュー50周年を記念したコンセプトカー、アルピーヌ『A110-50』に乗り込み、モナコの市街地コースをデモ走行するなど、「カーガイ」(クルマ好き)として知られるタバレスCEO。グレカーレの最新プロトタイプに試乗した際の写真からは、その完成度がうかがえる。
マセラティの新型SUV『グレカーレ』、プロトタイプに試乗…ステランティスのタバレスCEO
2021年05月30日(日) 12時30分
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