マクラーレン・アルトゥーラ《写真提供 マクラーレン・オートモーティブ》

マクラーレン・オートモーティブは4月13日、マクラーレン『アルトゥーラ』を東京ポートシティ竹芝において日本初公開した。マクラーレン初の量産ハイブリッドカーだ。マクラーレンでは「ハイパフォーマンス・ハイブリッド(HPH)スーパーカー」と呼ぶ。

アルトゥーラには、レーシングカーとロードカーにおけるマクラーレンの半世紀以上の専門性と経験が注ぎ込まれ、マクラーレンでは「マクラーレンがこだわるドライバーとのピュアな一体感と画期的なテクノロジーを融合した次世代スーパーカー」と自負する。

アルトゥーラの製品構想は、マクラーレンの哲学である超軽量エンジニアリングに支えられる。新開発のマクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)を採用し、さらにデザイン、パフォーマンス、動力性能、最新技術といった、マクラーレンの全モデルに共通に備わる特質をもつ。

そこに電動化によるスロットルレスポンスの短縮、CO2排出量の削減、純粋なEVモードによる最長30kmのゼロエミッション走行といった特長が上乗せされる。

パワートレインは、新設計ツインターボ3.0リッターV6ガソリンエンジンと、Eモーター、高エネルギー密度バッテリーパックで構成され、合計で最高出力680PS(671bhp)、最大トルク720Nm(530lb・ft)。やはり新設計の軽量8速トランスミッションが組み合わされ、マクラーレン初の電子制御ディファレンシャルを搭載した。

V6内燃エンジンは最高出力585PS(577bhp)で、リッターあたり出力は200PSに迫り、最大トルクは585Nmだ。最高出力95PSのEモーターが最大225Nmのトルクを瞬時に発生し、0-100km/hが3.0秒という加速と、マクラーレンのスーパーカーで最もシャープなスロットルレスポンスを実現したという。なおV6エンジンとEモーターからのトルクの割合は、ドライバビリティ特性が最適になるよう調整されて同時には最大に達しないため、全体の最大トルクは720Nmとなっている。

アルトゥーラの燃費はマクラーレン史上最高の50mpg超(=21.3km/L)、CO2排出量は129g/km(EU WLTP複合モード)となっている。バッテリーは総電力量7.4kWh、電気のみの航続距離は30kmだ。バッテリーには6年間の保証がつく。

日本での車両価格は税込2965万円より。

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