メルセデス・ベンツ日本は3月24日、メルセデスベンツ『C200』など31車種について、(48Vバッテリ管理システムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2017年11月3日から2021年2月8日に輸入された2万8361台。
不具合の要因は、48Vスタータオルタネータを搭載した48Vバッテリ管理システムにおける制御プログラムの不備。他のシステムとの同期不良が発生することがあり、エンジンの始動遅れや、エンジン警告灯が表示されず一時的にエンジンが始動しない、エンジンが始動してもエンジン警告灯が点灯したままになるおそれがある。また、48Vバッテリの内部スイッチが入らずに電源供給が開始されないことがあり、48Vシステムが起動せず、エンジン警告灯が点灯してエンジンが始動しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、48Vバッテリ管理システムの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
不具合は23件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
◆対象車種
・Cクラス
C200、C200 4マチック、C200ステーションワゴン、C200 4マチック ステーションワゴン
・Eクラス
E200、E200 4マチック、E200ステーションワゴン、E200 4マチック ステーションワゴン、E200クーペ、E200カブリオレ、E450 4マチック、E450 4マチック ステーションワゴン、E450 4マチック クーペ、E450 4マチック カブリオレ、メルセデスAMG E53 4マチック+、メルセデスAMG E53 4マチック+ステーションワゴン、メルセデスAMG E53 4マチック+クーペ、メルセデスAMG E53 4マチック+カブリオレ
・Sクラス
S400、S450
・GLEクラス
GLE450 4マチック、メルセデスAMG GLE53 4マチック+、メルセデスAMG GLE53 4マチック+クーペ、メルセデスAMG GLE63S 4マチック+、メルセデスAMG GLE63S 4マチック+クーペ
・CLSクラス
CLS450 4マチック、メルセデスAMG CLS53 4マチック+
・GLSクラス
GLS580 4マチック、メルセデスAMG GLS63 4マチック+
・GT
メルセデスAMG GT43 4マチック+、メルセデスAMG GT53S 4マチック+
「48Vシステム起動せず」メルセデスベンツ、Cクラスなど2万8000台をリコール
2021年03月24日(水) 18時26分
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