フィアット 500 新型《photo by Fiat》

ステランティス傘下のフィアット(Fiat)ブランドは3月16日、「KIRIプロジェクト」を発表した。

KIRIプロジェクトは、EV化された新型フィアット『500』の欧州13か国の顧客を対象にしたプロジェクトだ。新型フィアット500で、環境に優しい運転スタイルを実践しているドライバーに対して、「KiriCoins」と呼ばれる仮想通貨を付与して報いるという。

新開発のインフォテインメントシステムを装備した新型フィアット 500を運転するだけで、KiriCoinsはフィアットアプリ内の仮想ウォレットに貯まる。走行距離や速度などの走行データは、Kiriクラウドにアップロードされ、自動的にKiriCoinsに変換される

市街地を1km走行するたびに、1個のKiriCoinが付与される。KiriCoinは、2ユーロセントの価値を持つ。例えば、年間走行距離が1万kmの場合、およそ150ユーロに相当する。貯められたKiriCoinは、すぐに使える商品やサービスに交換できる。

将来的にKIRIプロジェクトは、再生可能エネルギーや食料品など、他の分野に拡大される可能性があるという。目標は、持続可能なライフスタイルへの取り組みを奨励するロイヤルティプログラムによって、環境に配慮した人々のコミュニティを構築すること、としている。

新型フィアット 500を運転するだけで「KiriCoins」がフィアットアプリ内の仮想ウォレットに貯まる《photo by Fiat》 新型フィアット 500を運転するだけで「KiriCoins」がフィアットアプリ内の仮想ウォレットに貯まる《photo by Fiat》