「NDロードスター」ってカッコイイけれど、やっぱりソフトトップよりハードトップがいいなぁ〜とか、もう少しエンジンの排気量が多い方がいいなぁ〜とか、そんな方に人気なのが『ロードスターRF』ですよね。
でもRFの屋根を開けた姿って、それはそれでカッコよくて私は好みだったりしますけど…。
◆オープンカーは見せる!魅せる!見せびらかす!内装を
でね、オープンカーって、もちろん外観もカッコよくなきゃダメっ!っていうのがもう宿命ではありますが、実は内装だってカッコよくなきゃダメなんですよね。オープンカーの内装は、見せる魅せる、見せびらかすくらいの内装じゃないとダメだと思うんです、やっぱり。
でも屋根を開けるとなると、余計にホワイト内装ってちょっと怯みがちですよね。正直なところ。でも魅せるならばやっぱりホワイトって最高だと思うんです。
そんなことを思っていたら、やっぱりやってくれたのがマツダロードスターでした。正直、この価格帯のクルマでここまで豪華な材質を使ったものってなかったんじゃないかな?って思います。
だってね、ピュアホワイトのナッパレザーですよ。いわゆる超高級車が使うヤツですもん。それを思い切って使ってきたというのにまず、頭が下がります!その名も「White Selection」。わかりやすくてイイッ!そしてさすがはナッパレザー。
肌にピタッと吸い付くような滑らかなこの感覚はさすがですね。欧州車の革シートは、欧州人の体格に合わせてパーンと張ったものが多いですが、そこはさすがマツダさん。手を伸ばしたところにハンドルが、足を伸ばしたところにペダルがという感じで、人馬一体感もしっかりありました。
欲を言えば、シートの前側が下がる方向にも調整できると(現状は上がる方向)私の体格だと助かるなんていうのはありますが…。
◆クルマが大人にしてくれる、そんな1台
さておき、そんなホワイトの優雅な内装が似合う乗り味なのがRFなんですよね。ベーシックなロードスターも無論いいのですが、RFにはもう少し大人のゆとりとか優雅さが、パワーの出方にしろ、走り味にしろ、あるんです。
オープンカーってね、知ってる?こうやって乗るんだよ?って、改めて諭された感じ…。クルマが大人にしてくれる、そんな1台でした。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
竹岡圭|モータージャーナリスト、タレント 「クルマは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリスト。テレビのバラエティ番組のMCから、官公庁の委員まで、硬軟幅広く携わっている。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦、現在は全日本ラリー選手権に自らチームを立ち上げチャレンジ中。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)副会長。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
【マツダ ロードスターRF 新型試乗】魅せるならやっぱり、ホワイト内装って最高…竹岡圭
2021年01月09日(土) 12時00分
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