ルノー・カングー Z.E.《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は12月8日、ルノーブランドのEVの欧州市場における2020年1〜11月の販売台数が前年同期比80%増の9万5985台となり、欧州EV最量販ブランドになった、と発表した。

ルノーは2010年、欧州市場にEVを投入した。現在の販売の主力は、EVコンパクトカーのルノー『ゾエ』だ。2020年1〜11月は、欧州で8万4000台以上を販売した。前年同期に対して、ほぼ2倍の大幅増を達成する。ゾエはデビュー以来、欧州全域で26万8000台以上を売り上げた。

また、商用EVでは、『カングー』のEV仕様の『カングーZ.E.』が2020年1〜11月、8498台を販売した。小型商用車のEV市場において、全体の3台に1台がカングーZ.E.となった。カングーZ.E.は2010年以来、欧州で5万7595台を販売している。

さらに、新たに投入された『トゥインゴ』のEV、『トゥインゴ Z.E.』が2020年1〜11月、1760台を販売した。

ルノーはこの他、超小型のシティコミューターEVとして、『トゥイジー・クアドリサイクル』、中型商用EVの『マスターZ.E.』などをラインナップしている。

ルノー・トゥインゴ Z.E.《photo by Renault》 ルノーのEV、ゾエ 新型《photo by Renault》