三菱 eKワゴン

三菱自動車は4月16日、『eK』『eKスペース』および日産『デイズ』『ルークス』のエンジン制御装置(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2019年3月13日から2020年3月28日に製造された14万0682台。

対象車両は、エンジンECUにて、発電機の制御ロジックが不適切なため、バッテリーの充電率が低い状態で、冷機始動直後の走行や長い下り坂を走行した場合、エンジンの負圧が低下する場合がある。そのためブレーキ倍力装置への負圧供給が不足して、最悪の場合、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動停止距離が長くなるおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。

不具合は17件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《画像:国土交通省》