シボレー・シルバラードLTトレイルボス

民間調査会社のオートデータ社は7月3日、2018年上半期(1〜6月)の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は863万4017台。前年同期比は2.2%増とプラスに転じた。

全販売台数863万4017台の内訳は、セダンなどの乗用車が、前年同期比11.5%減の284万8218台。一方、SUVやピックアップトラック、ミニバンなどのライトトラックは、10.5%増の578万5799台と伸びる。

米国ビッグ3では、首位のGMが147万4170台を販売。前年同期比は4.2%増と増加に転じた。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、8.9%減の7万6417台と、引き続き減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同期比10.7%増の29万1074台と回復する。SUVの『エクイノックス』は、17.2%増の15万6365台と、好調な販売が続く。

2位のフォードモーターは127万7691台を販売。前年同期比は1.8%減だった。主力中型セダンの『フュージョン』が、18.9%減の8万6978台と、減少傾向。主力SUVの『エスケープ』も、7.9%減の14万4627台にとどまった。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、4.9%増の45万1138台と好調。

4位はFCA US(旧クライスラーグループ)。上半期の販売台数は111万5476台で、前年同期比は5%増と回復した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、7%減の23万3539台と後退。クライスラーブランドでは、ミニバンの『パシフィカ』が、6%増の6万3024台を売り上げた。

日本メーカーのビッグ3では、トヨタが3位。上半期は118万9312台を販売。前年同期比は3%増だった。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、1.1%増の17万8795台と回復。『カローラ』は8.5%減の16万1462台と引き続き減少する。『RAV4』は上半期の新記録となる19万8392台で、前年同期比は7.4%増とプラスを保つ。

5位はホンダで、上半期は78万7824台を販売。前年同期比は0.5%減と、わずかに前年実績を下回った。主力車の中では、『アコード』が13万8290台にとどまり、前年同期比は13.6%減。『CR-V』は17万9580台を売り上げたものの、前年同期比は4.1%減と後退。『シビック』は0.3%増の17万6242台と、アコードを上回る販売実績となった。

日産は6位。上半期は、78万0695台を販売。前年同期比は4.8%減とマイナスに転じた。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が12万3792台を販売。前年同期比は15.4%減と、2桁減。『セントラ』は、2.8%増の11万5676台と回復。主力SUVの『ローグ』は、21万5202台。前年同期比は10%増と、2桁増を維持している。

フォードFシリーズ トヨタRAV4ハイブリッド ラム2500 4×4オフロードパッケージ ホンダ・シビックセダン 日産ローグスポーツ