by 中村 孝仁 on 2025年01月31日(金) 20時30分
やっとフォルクスワーゲンが帰ってきた。まさに2015年のディーゼルゲート以来10年ぶりに「らしい」VWが戻ってきた。出直しの第1作は『パサート』である。
このクルマ、VWの歴史を紐解くと、新世代のVWとして、VWが初めて作った(その前のK70はNSUの開発だったので)FWDの駆動方式を持つモデル。同時に貿易風を意味するパサートと名付けられたいわゆる「風」シリーズの最初のモデルである。だから、出直しとしてパサートが選ばれたのは、けだし真・・・
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by 諸星陽一 on 2025年01月26日(日) 17時00分
◆ステーションワゴン専用設計となったパサートの進化
フォルクスワーゲンの『パサート』がフルモデルチェンジ。これまでのセダンとステーションワゴンの2ボディバリエーションは廃止され、今回はセダンモデルがラインアップから外れた。
従来、「ヴァリアント」として知られたワゴンの名前も廃止され、そのまま「パサート」の名を冠した新型ステーションワゴンとして登場した。これにより、パサートは実質的にステーションワゴン専用の車種となった。ボディ幅が20m・・・
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by 中村 孝仁 on 2025年01月25日(土) 18時00分
◆直6・FRが“売り”のCX-80、直4のPHEVは…
メディアが盛んに書くからなのか、マツダ『CX-80』の特徴は、直6エンジンやFR駆動という部分がクローズアップされている印象が強い。
事実、斜め後方から見た時(この角度からの眺めはとても美しい)のフロントタイヤを極力前方に持って行った長く伸びやかなラインや、長さが強調されたボンネットなど、エンジンルームに収まるべきは直6…というイメージが強い。
しかし、グレード展開で一番高価な・・・
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by 中村 孝仁 on 2025年01月15日(水) 12時00分
昨年末、満を持してマツダが投入した3列シートの大型SUV『CX-80』。既に試乗会での味見は済ませているので、今回はじっくり2週間近く試乗させてもらった。
2列シートの『CX-60』は、デビュー当初からいくつかのネガ要素が散見されて、販売も低迷。今後のマツダの運命を左右する重要なモデルだけに、いわゆるラージ商品群は失敗が許されない。既にネガを指摘されたCX-60も改良型が投入されることになっており、今回のCX-80共々これなら…という・・・
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by 南陽一浩 on 2025年01月14日(火) 21時00分
先頃、3世代目となる『ティグアン』が日本市場で発売され、試乗の機会が得られた。
2007年の初代ティグアン登場からグローバル累計で760万台を販売し、2019年以降は2世代目がVWグループ内でナンバーワンの売れ筋モデルとなっている。アウディやセアト、シュコダらを含めてもナンバーワン、『ゴルフ』や『ポロ』に対してもナンバーワンという、不動のベストセラーSUVだ。実際、日本での販売台数ピークも2019年で、TDIことディーゼルかつ4モーシ・・・
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by 諸星陽一 on 2025年01月12日(日) 12時00分
2021年に日本市場に投入された三菱の現行『アウトランダーPHEV』が、2024年10月にマイナーチェンジを受けた。今回の改良では、特にEV関連の機能が強化されており、その詳細を試乗を交えながらお伝えする。
◆ボックス型バッテリーの恩恵
アウトランダーPHEVは、月間販売台数1000台を目標としているが、2024年10月末時点で3400台のバックオーダーを抱える人気ぶりだ。さらに、ヨーロッパ市場への展開も予定されており、PHEVに対す・・・
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by 中村 孝仁 on 2025年01月05日(日) 12時00分
今回投入されたモデルは、言わば大掛かりなマイナーチェンジが施されたモデルである。つまり2021年に投入されたモデルの第2世代。
先代がデビューした時に 「その上質感、その性能、その走りそして見た目の存在感などすべて、三菱のフラッグシップに相応しいモデルに仕上がっている。」と書いた。つまり、十分に良い仕上がりだと感じたわけだが、それをさらに上回るのが今回のモデルというわけである。
『アウトランダー』の歴史は2005年に始まり、PHEV・・・
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by 島崎七生人 on 2025年01月03日(金) 18時00分
フィアットの電動車・第2弾がこの『600e』。「Nuova500」をオマージュしたICEの『500』の姿を進化させた『500e』に対し、この600eは、ラインアップ的には、むしろ旧FCA時代のICEの『500X』の流れを汲むそのBEV版……と受け止めたほうが腑に落ちるのかも知れない。
車名は1955年の600からの引用。ただしクルマ全体を見渡すと、室内では円の下を落としたメーターフードの形状とサッパリとしたインパネ全体、2本スポークの・・・
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by 南陽一浩 on 2024年12月31日(火) 08時00分
ややあって、ICE版にもPHEV版にも試乗することができた。その分、いずれのパワートレインが本命なのか、いまだ結論に至れずにいる。無論、それはいい意味で、いずれも確たる個性と魅力に満ちて完成度が高いから、乗った後に激しく迷うという現象だ。
というわけでお題はVWの新型『パサート』だが、なんと今次よりボディはステーションワゴンのみ。「ヴァリアント」のサブネームも廃され、パワーユニットのバリエーションを増やす指針を打ち出した。ガソリンPH・・・
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by 島崎七生人 on 2024年12月29日(日) 17時00分
フロントガラスを縁取る黒セラ部分に、今回は“天体望遠鏡で空を眺める少年”の小さなシルエットが。ジープお得意の隠れキャラのひとつで、いわば小技ながら、発見した瞬間、何ともホッコリとした気分になった。
◆フィアット、プジョーと共通のBEVプラットフォーム
ジープ初のBEVとして登場した『アベンジャー』は旧グループPSA開発のプラットフォームのBEV版“eCMP”由来のモデルで、現状ではほかにフィアット『600e』、プジョー『e-2008G・・・
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ティーダからの乗り換え。ダイハツCVTの味付けが自分に合っていたことから...[ 続きを見る ]