
お盆休みにマイカーやレンタカーなどを利用して帰省やドライブ旅行に出かけた人も多かったようだが、東日本、中日本、西日本、本州四国連絡の高速道路4社が発表したお盆期間(8月7~17日)の交通状況によると、10km以上の渋滞は384回で前年に比べて8%減。このうち30km以上のいわゆる大渋滞は16回で、33%減と大幅に減少したという。
きょうの日経などが社会面に「お盆の高速渋滞10キロ以上8%減、前年比」などと報じているが、「お盆休みの前半は大雨の影響で利用が伸びず、その後は天候が回復して交通量が増えた」などと、中日本高速の担当者のコメントも取り上げている。
各社によると、渋滞のピークは下りが8月9日、上りが15日だったという。特に長い渋滞が発生したのは、8日午前10時10分に圏央道内回り八王子ジャンクション(東京都)付近で50.4km、11日午後5時15分に関越道上り川越インターチェンジ(埼玉県)付近で47.1kmなどとも伝えている。
一方、JR旅客6社によると、8~17日のお盆期間、新幹線や在来線特急などの主要線区を利用した人数は、前年比8%増の1317万9000人。また、同じ期間の航空各社の利用実績では、国内線が前年比6%増の370万3000人、国際線が12%増の67万8000人と増加したという。
高速道路各社によると、お盆期間中の全国の主な区間の平均交通量は、1日当たり4万5400台で前年並みだったそうだが、それでも旅行客などは有料の高速道路を走行しても事故渋滞を含めて到着時間がはっきりしないクルマよりも、“タイパ”を優先して新幹線や航空機の利用客が増えていることが読み取れる。
2025年8月20日付
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