
日産自動車が経営再建の切り札として、2027度末に生産を終了する予定の神奈川県横須賀市にある追浜工場だが、大型ショッピングモールや統合型リゾート(IR)施設の候補地などの噂も飛び交う中、その跡地の活用方法などの具体的な方向性を、経営側が9月末までに決めるそうだ。
きょうの読売が「跡地活用策は来月末までに」と報じているが、その追浜工場の生産終了に伴い、工場で働く従業員の対応が最大の焦点となっており、同紙によると、約2400人の従業員を対象に「他企業への転職支援を検討している」とも伝えている。
経営幹部と労組による協議会が7月末に開かれ、生産終了に伴う対応を労組側に初めて示したという。経営側は、従業員の異動先は九州の工場が中心になるとしつつ、「日産の他事業所や他企業への異動などが見込まれる」と説明。セカンドキャリア支援の制度を検討する考えも示したそうだ。
引き続き地元での就業を希望するといった従業員を想定しているとみられるが、生産を移管・統合する自社グループの九州工場との賃金格差の問題など条件によっては“去るも地獄、残るも地獄”では転職支援も含めた雇用の確保も難しい。
2025年8月19日付
●日産他社への転職支援、追浜2400人対象検討 (読売・2面)
●伏見の酒、自動運転で令和の「下り」京都―神奈川405キロ月桂冠が輸送実験(朝日・6面)
●米関税企業の苦慮続く、主要企業アンケート(産経・3面)
●軽油、ガソリンより高く? 暫定税率廃止、野党法案の対象外、補助金カットなら20円差逆転, (東京・1面)
●日経平均、連日の最高値、昨年末比1割高、伸び率、米欧株を猛追 (日経・3面)
●農機自動運転、公道OKに、農水省、コメ増産へ指針、田畑の間無人移動で省力化(日経・5面)
●ホンダとのエンジン合弁、東風汽車集団が株売却、EV集中(日経・11面)
●大企業の工場自動化商機、小回り利かせロボ生かす、自動車・電池工場の生産性向上後押し (日経・14面)

