
会話型AI技術を手がけるセレンスは、メルセデスベンツ『CLA』新型のEVに、セレンスのコア技術が搭載されたと発表した。セレンスは、新型CLAの新世代「MBUX」の新しいエージェント型・生成AI機能をサポートする。
この技術は、新型CLAのEVに初めて搭載される。セレンスとメルセデスベンツの長期協力関係に基づく今回の取り組みは、第4世代MBUXの初展開であり、同時にメルセデスベンツの新OS「MB.OS」の初搭載でもある。
セレンスは、メルセデスベンツのグローバル開発ネットワークと密接に協力し、MBUXバーチャルアシスタントを開発した。同社のAIソリューションには、音声信号強化、クラウドベースのニューラル音声認識、自然言語理解、組み込み型ニューラル音声合成が含まれる。
これらの技術は25言語に対応し、プラットフォームのエージェント型アーキテクチャ全体でシームレスな対話を可能にする。新機能には、メルセデスベンツのスターの形をした「生きている」アバターも含まれる。
さらに、セレンスのAI技術により、MBUXはより自然で共感的な対話を提供できるようになった。ユーザーの声の異なる側面に基づいて、システムはセレンスのニューラルTTS技術を活用し、様々な感情的な話し方で応答する能力を持つ。
セレンスは、自動車・交通分野で直感的でシームレスなAI体験を創造。同社の技術は5億台以上の自動車に搭載されており、主要自動車メーカーや技術企業と提携して次世代ユーザー体験の発展に取り組んでいる。


