
BMWは、オランダで開催されたMotoGPグランプリにおいて、2025年シーズンの「BMW Mアワード」にBMW『M2 CS』を選定したと発表した。
ブラッド・ビンダーとアレックス・リンスが代表してお披露目したのは、BMW M2 CSのベルベットブルーメタリック仕様だ。この車両は、シーズン最速予選者に贈られる栄誉ある車両となる。
BMW Mアワードは、BMWがMotoGPオフィシャルカーを務める活動の一環として2003年から毎年実施されている。各予選セッションでライダーにポイントが与えられ、シーズン終了時に最多ポイントを獲得したライダーが高性能BMW M車を獲得する仕組みだ。
今回のBMW M2 CSは、5月末に世界初公開されたばかり。直列6気筒Mツインパワーターボエンジンは最高出力390kW(530hp)を発生し、標準装備の8速Mステップトロニック・トランスミッションを介して後輪に動力を伝達する。0-100km/h加速は3.8秒を実現している。
BMW M社は、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を多用した軽量化により、ベースモデルから約30kgの軽量化を達成。鍛造Mライトアロイホイールを標準装備し、現行世代のBMW M2として最軽量を誇る。
2025年BMW Mアワードは、11月中旬にスペイン・バレンシアで開催されるシーズン最終戦で優勝者に贈呈される予定だ。過去の受賞者には、7連覇を達成したマルク・マルケスや、直近3年連続受賞のフランチェスコ・バニャイアらが名を連ねている。



