トヨタ アイゴX ハイブリッド《photo by Toyota》

トヨタ自動車の欧州部門は、小型SUV『アイゴX』の改良新型を発表した。改良新型には、ハイブリッド技術を搭載。これにより、欧州Aセグメントで初めてフルハイブリッド車が登場することになる。

改良新型アイゴXは、プラグインではない車両として欧州市場最低レベルのCO2排出量86g/kmを実現した。これはWLTP予測データに基づく数値で、低排出ガス地域の規制にも対応できる環境性能を持つ。

ヨーロッパで設計・生産される改良新型アイゴXは、都市部や郊外での生活ニーズに応えるスタイリッシュなソリューションとして開発された。2005年に導入された「アイゴ」シリーズは、トヨタのヨーロッパで最もアクセスしやすい車として親しまれてきた。

現行のアイゴXは2022年にヨーロッパに登場して以来、28万7000台以上を販売する人気モデルとなっている。スタイルを重視し、忙しい現代のライフスタイルに適したコンパクトで多用途な車両を求める顧客に支持されている。

改良新型の『アイゴXハイブリッド』は、トヨタの最新ハイブリッド技術により、従来モデルと比較して44hp向上した116hpの最高出力を実現。0から100km/hまでの加速時間を10秒以下に短縮した。

ハイブリッドシステムの搭載にあたり、2430mmのホイールベースとトランク容量を従来モデルと同等に保つため、革新的なパッケージング技術を採用した。トヨタのハイブリッド車として初めて、2つのバッテリーセルスタックを後席下のフロア幅方向に縦配置で設置している。

より大型のハイブリッドパワートレインを収容するため、フロントオーバーハングを76mm延長したが、慎重なパッケージング最適化によりアイゴXのスタイルは保たれている。現在『ヤリス』と『ヤリスクロス』で使用されているパワートレインが、従来の1.0リッターガソリンエンジンを完全に置き換える形になる。

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