
中国のEVメーカー、リープモーター(零跑汽車)は4月中旬から欧州市場で『C10 REEV』(レンジエクステンダーEV)の販売を開始すると発表した。
C10 REEVは、すでに中国市場で高い人気を誇っている。3月には月間販売台数が1万2000台を記録し、発売以来の累計販売台数は10万台に達した。この成功を受けて、リープモーターは欧州市場への本格的な進出を決定した。
欧州での販売価格は3万7400ユーロ(約605万円)からとなっており、競争力のある価格設定となっているという。C10 REEVの特徴は、WLTPモードでの航続距離が970km以上に達する点だ。これは、電気自動車の課題とされる航続距離不安を解消する性能といえる。
さらに、CO2排出量は10g/km以下と環境性能も高い。充電方式はDC急速充電、AC普通充電に加え、車載の燃料発電機による充電も可能で、ユーザーの利便性を重視した設計となっている。
リープモーターは、C10 REEVを通じてイノベーションと持続可能性への取り組みを示すとともに、欧州の消費者に新しい運転体験を提供することを目指している。4月中旬からの販売開始に向けて、欧州各地の販売店での準備が進められている。



