
中国のEVメーカーのXPENG(シャオペン、小鵬汽車)、『MONA M03 Max』の2025年モデルを中国で発表した。今回の発表会では、MONA M03のアップグレード版として、4つの新しいモデルが追加された。
新モデルは「502km長距離航続Max」、「600km超長距離航続Max」、「515km長距離航続Plus」、「620km超長距離航続Plus」の4種類で、価格は11万9800元(約240万円)から13万9800元(約280万円)となっている。
MONA M03は2024年9月の販売開始以来、高いデザイン性と知能化体験で若年層から支持を獲得し、8カ月連続で月間1万台超の販売を記録している。A級純電動セダン市場で販売首位を維持しており、新興電気自動車メーカーとして最速で10万台の生産・販売記録を達成した。
今回発売されたMONA M03 Maxの最大の特徴は、同クラス最強のAI知能運転支援システムの搭載だ。シャオペン図霊AI智能運転システムは、同クラス唯一のデュアルOrin-Xチップを搭載し、総演算能力は508TOPSに達する。これは同クラス主流演算能力の4-6倍の性能を誇る。
27個の高精度センサーで構成された感知システムにより、道路上の50種類の参照物を正確に識別できる。交通標識や複雑な障害物も漏れなく捕捉し、全面的な安心感を提供する。
MONA M03 Maxは世界初の人車共同運転機能も搭載している。NGPモードでドライバーと車両が協調し、ハンドル操作時もAI運転支援が停止せず、人と機械の滑らかな連携を実現する。
知能面では、AIシステム5.7.0を初搭載し、従来モデルと比較して300項目以上の新機能を追加した。XGPT大言語モデルの支援により、音声操作の場面機能カバー率が30%向上し、全車機能の90%が音声制御可能となった。
外観では3つの新色を追加し、18インチホイールと19インチスポーツホイールの2種類の新デザインホイールも用意された。内装では新配色を導入し、50余りのアイデアから厳選された精緻なデザインとなっている。
装備面では運転席に3エアバッグランバーサポートと腰部緩和機能を新設し、マッサージ面積を従来比30%拡大した。助手席にはシート記憶と迎賓機能を追加している。
全車にV2L対外給電機能を新設し、最大3.3kWの対外給電が可能で、アウトドアキャンプ時に移動電源として活用できる。航続距離は502km-620kmの4つのバリエーションを用意し、異なるユーザーニーズに対応している。



