トヨタ スープラ A90 Final Edition《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタGAZOOレーシング(TGR)は、『スープラ』の最終モデル「A90 Final Edition」を150台限定で発表した。スープラの集大成とも言えるこのモデルは、SNSでは「調べたら化物だった」「これで終わりではないはず…」など様々な反響を呼んでいる。

A90 Final Editionの最大の特徴は、専用チューニングが施されたサスペンションと強化されたボディ剛性にある。KW社製の高性能ダンパーを採用し、より精密な減衰力調整が可能となり、サーキットでも安定した走行を実現。さらに、大径ブレーキローターと専用キャリパーの採用により、制動力も大幅に向上。

ハイグリップタイヤとの組み合わせで、これまで以上にシャープなコーナリング性能を発揮する。エアロダイナミクスの最適化も施され、高速域での安定性が向上。一方、同時に発表された改良版スープラRZもボディ剛性の強化やブレーキ性能の向上が図られ、より一体感のある走りへと進化している。

Final Editionは、3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載し、従来のRZグレード(387ps/500Nm)から大幅に向上した441ps/571Nmを発揮。これは約14%の出力向上にあたり、加速性能の向上に直結した。トランスミッションは6速MTのみの設定で、ドライバーとの一体感を最優先した仕様だ。一方、RZグレードの改良モデルは従来と同じ387ps/500Nmながら、ボディ剛性や空力性能の向上により、よりシャープなハンドリングを実現。価格はFinal Editionが1500万円、RZグレードが800万円に設定されている。

X(旧Twitter)では、「大した事ないだろうと思って調べたら化物だった」「本気で欲しい」「標準でフルバケ、剛性増し増しはすげぇ」など、そのスペックに対し驚きの声が上がる。また、「これで終わりではないはず…」「A100は出るのだろうか」「次のスープラ待っています」と次期型スープラ登場に対する期待の声も。

1500万円という価格については、「(BMW)M4コンペティションよりも高価かぁ」「スープラに1500万だったら、BMW M2はお買い得だと思う」「1000万円以下でS58載せてるG87がお得に感じる」など、BMW『Z4』と兄弟車ということもあってか、BMW Mシリーズと比較をするコメントも見られた。

トヨタ スープラ A90 Final Edition《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ A90 Final Edition《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ A90 Final Edition《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ A90 Final Edition《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ A90 Final Edition《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ RZ《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ RZ《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ スープラ RZ《写真提供 トヨタ自動車》