フォルクスワーゲン『ID.4』《写真提供 VGJ》

フォルクスワーゲンは2月27日、VW『ID.4』の乗降口のドアアウターハンドルについて防水性能に不具合があり、最悪の場合意図せずにドアが開いてしまうシーンがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2022年8月28日〜2023年12月25日に製造された3613台。

乗降口のドアにおいて、アウタードアハンドルの設計が不適切なため、メンブレンフィルターの隙間から湿気/水が電子回路に浸透する場合がある。そのため、電子回路に短絡が発生し、誤った信号がドアコントロールユニットに出力されることにより、15km/h未満で車両に強い横方向の力がかかった場合、意図せずドアが開くおそれがある。

改善措置として、全車両、フロント、リヤドアのアウタードアハンドルを対策品に交換する。また、ドアコントロールユニットのプログラムを点検し、必要に応じて対策プログラムに書き換える。

不具合は4件発生、事故は起きていない。

フォルクスワーゲン『ID.4』《写真提供 VGJ》 フォルクスワーゲン『ID.4』不具合箇所《画像提供 国土交通省》