フォルクスワーゲン・カリフォルニア 新型《photo by VW》

フォルクスワーゲンは11月5日、ミニバンの『マルチバン』新型とキャンピングカーの『カリフォルニア』新型に、4WDのプラグインハイブリッド「eHybrid 4MOTION」を欧州で設定すると発表した。

この新モデルは、第2世代のeHybridシステムを採用し、効率性と走行性能の向上を実現している。

新型『マルチバンeHybrid 4MOTION』と新型『カリフォルニアeHybrid 4MOTION』は、3つの効率的な動力源を組み合わせている。まず、1.5 TSI evo2と呼ばれる最新のターボチャージャー付きガソリンエンジンを搭載。このエンジンは130kW(177ps)の出力を誇り、可変ターボジオメトリー(VTG)ターボチャージャーや350バールの高圧噴射システムなどの技術を採用している。

フロントアクスルには85kW(115ps)の電気モーターを、リアアクスルには100kW(136ps)の電気モーターを配置。これにより、全輪駆動システムを実現している。システム全体のトルクは350Nmに達し、ほぼ発進時から最大出力を発揮できる。

バッテリーも大幅に進化し、19.7kWhの高電圧バッテリーを採用。これは従来のフロントドライブの『マルチバンeHybrid』と比較して、ほぼ2倍のエネルギー容量となる。EVモードの航続は、マルチバンが95km、カリフォルニアが91km。充電性能も向上し、AC充電では最大11kW、DC急速充電では最大50kWの充電が可能となった。

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