日産自動車の米国部門は9月3日、フルサイズSUV『アルマーダ』の新型を発表した。中東で発表された『パトロール』新型の米国版だ。
新型アルマーダは、70年以上の歴史を持つパトロールの伝統を受け継ぎ、中東アブダビで発表された新型パトロールと密接に関連している。両車は厳格なテストと高度な技術を共有し、それぞれの市場のニーズに合わせて微調整されている。
新型アルマーダの最大の特徴は、ツインターボ、直噴3.5L V6ガソリンエンジン(最大出力425hp)の搭載だ。このエンジンは、標準で9速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、8500ポンド(約3855kg)の牽引能力を持つ。駆動方式は、後輪駆動とインテリジェント4WDから選択できる。
さらに、日産の最先端ハンズオフ支援技術「ProPILOT Assist 2.1」が導入され、高速道路での運転支援が強化されている。全グレードに標準装備される「Nissan Safety Shield 360」により、安全性も向上している。
新型アルマーダは、マッサージ機能付きフロントシート、64色のアンビエントライト、Google内蔵のデュアル14.3インチスクリーン、クラス唯一の12スピーカーKlipschプレミアムオーディオシステムなど、快適性と利便性が向上している。さらに、3列目シート後方の荷室スペースが24%増加し、1列目と3列目のレッグルームも拡大されている。
デザイン面では、強い存在感と高い地上高を持つ冒険心あふれるデザインが特徴。全幅LEDテールライト、22インチホイール、ツートンルーフなどの高品質な要素が、タフで洗練されたSUVのスタンスを強調している。
また、先進的なカメラ技術により、壁の向こうや物体を透過して見ることができる。3Dアラウンドビューモニター、フロントワイドビュー、インビジブルフードビューなどのカメラ技術が搭載されており、オフロードや狭いドライブスルーレーンでの運転を支援する。
日産 パトロール の米国版『アルマーダ』もフルモデルチェンジ、快適性向上のフルサイズSUV
2024年09月05日(木) 09時00分
関連ニュース
- プリンス自動車の軌跡:独自の技術力と先駆的な自動車---日産自動車の前身 (08月12日 07時30分)
- 日産自動車、通期の業績見通しを下方修正 2024年度第1四半期決算 (07月25日 16時20分)
- 日産自動車、営業利益51%増・5687億円の好決算---2023年度 (05月09日 18時30分)
- 日産自動車、2030年までのフォーミュラE参戦を発表 (03月28日 18時15分)
- 東京E-Prix開催で日産自動車が公式パートナーに…フォーミュラE (03月21日 18時45分)