日産キューブ/キューブ3+コンラン 当時のカタログ《カタログ写真撮影 島崎七生人》

「東京オートサロン2024」で、日産とビームスのコラボによる『ルークス』がベースのコンセプトカーが発表予定という。そこで今回は2004年と2006年に登場した日産のコラボモデルで、当時の『キューブ』をベースに発売された“キューブ+コンラン”を取り上げてみたい。

イギリスのデザイナー、テレンス・コンラン卿が1973年に立ち上げた“ザ・コンランショップ”は、後のセレクトショップのいわば先駆け的存在。日本でも東京・新宿を(確か)皮切りに展開。家具、雑貨を始め、家電、ガジェット類など、身の回りの思わず使いたくなるデザインに惹かれるアイテムを揃えるのが特徴だ。

そんなコンランと日産がコラボした最初のモデルがキューブ。2004年5月にキューブとキューブ3に設定、2006年6月にはその第2弾が登場、この時には当時の『マーチ』と『ラフェスタ』にも設定された。

仕様の中心はインテリアで、シートにはレッドまたはベージュのアルカンターラを表皮に使用。さらに2006年のモデルでは、レッドまたはブラウンの本革シートを採用した。いずれも、もともと奮ったデザインのキューブ(2代目)には最初からそこにあったかのような馴染みぶりが印象的だった。

外観では専用のフロントグリル、ライトフィニッシャーほか、フルカラーフロントバンパー、ホイールキャップ、ドアハンドルなども専用に。

最初のモデルのカタログを見ると、成約者にはシート表皮とお揃いのオリジナルキューブクッション2個がプレゼントされていた。まさしくコンランショップのカタログのような体裁のキューブ+コンランのカタログは、今見ても洗練されたものだ。

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