
キャンピングカーユーザーが増加の一途を辿る中、初心者の困り事で多いのは、メンテナンスやトラブル時の対応。そこで最近はディーラーがキャンプや車中泊用にカスタムしたモデルを販売してくることも増えた。
しかし、ディーラーはクルマの販売や整備に長けているものの、キャンピングカー用の架装に対するノウハウやユーザーのニーズの蓄積という部分では、ビルダーには劣るケースが多い。そこで、静岡トヨタは、トイファクトリーと協力することで、オリジナルキャンピングカーブランド「ルミリエ」を創設した。
「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー」は、「ルミリエ」にとって、お披露目の場となった「ジャパンキャンピングカーショー2023」に続く、2度目のビッグイベント。お膝元の静岡県静岡市での開催とあって、ブースは常に盛況だった。
展示されたのは「ルミリエ バーデン」と「ルミリエ トイズボックス540」の2台。基本的にはトイファクトリーの「バーデン」「トイズボックス540」の内容を踏襲したモデルだ。
「ルミリエ バーデン」はトヨタ『ハイエース』キャンパー特装車をベースにした乗車定員7人、就寝定員4人のモデル。高級感あふれるインテリアやゆったりとした対座式ダイネット、1800mm×1530mmの常設リアベッドなど充実の内容で、2人旅からファミリーユース、トランポ的な使い方までを可能にするユーティリティキャンピングカーだ。
一方、「ルミリエ トイズボックス540」は遊びに特化して設計されたモデル。ベースは「ルミリエ バーデン」と同じトヨタ『ハイエース』キャンパー特装車だが、こちらは、クラス最大級のトランクスペースが特徴で、旅やアウトドアスポーツの基地として使える。ベッドもゆったりとしており、乗車定員の5人がしっかりと寝られるのも大きなポイントだ。
なお、「ルミリエ」には今回出展の2モデルのほか、「ルミリエHACO×HACO(ハコ・ハコ)」というモデルもある。こちらはモビリティユニット「HACO×HACO」を使い、さまざまなカスタマイズを可能にする。移動販売者やリモートオフィス、家族での車中泊などメインの用途に合わせた3種類のパッケージを用意している。
























