メルセデス・ベンツ日本は5月29日、メルセデスベンツのラグジュアリー電気自動車SUV『EQS SUV』を発表・発売した。電気自動車専用のプラットフォームを採用した、電気自動車ならではのパッケージを活かしたエクステリアデザインだ。
●キャブフォワード
例えばキャブフォワードデザインは、内燃エンジン搭載車とは大きく異なる。メルセデスベンツでは、EQS SUVには、ゆったりとした面の構成、継ぎ目の少なさ、そしてシームレスデザインといった「Sensual Purity(官能的純粋)」の思想が反映されているという。
フロントフェイスは「ブラックパネル」ユニットとして統合されている。EQSセダンのデイタイムランニングライトは3つの光の点が特徴的だが、EQS SUVでは3つの小さな三角形となっている。フロントフェイスのもう1つの特徴として、バックライト付きの光モジュールの表面構造があげらる。
ホイールは20〜21インチと大径で、エアロダイナミクスでも最適化されているという。ドアハンドルは格納式のシームレスドアハンドルが標準装備だ。ブラックのリアスポイラーは、横から見た際に車高を低く見せる効果がある。
●EQシリーズを主張
リアデザインでは、LEDリアコンビネーションランプの内部が曲線的な螺旋構造となっており、立体的に映る。フロントと同じくリアにも連続したライトバンド(光の帯)が設けられ、メルセデスEQシリーズであることを主張する。
SUVで不利になりがち空力特性については、意図的に乱流を生み出すタービュレーターやエアロフォルムのランニングボードなど、細部にわたって最適化した結果、広いスペースと優れたエアロダイナミクスとを両立した。アンダーボディが中心的な役割を果たし、Cd0.26(欧州仕様参考値)という優れた空力性能を備えている。
メルセデスEQS SUVの「官能的純粋」という思想のエクステリア
2023年06月03日(土) 15時30分
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