
ステランティスジャパンは、プジョーの次世代フラッグシップモデル『3008』(サンマルマルハチ)を、7月2日に発売した。新型3008は、世界で累計132万台以上を販売した人気モデルの後継として発表するCセグメントSUVだ。
ステランティス新開発のプラットフォーム「STLA-Medium(ステラ ミディアム)」を使用した初の車種として登場した。ハイブリッド車(HEV)「3008 Hybrid」と電気自動車(BEV)「E-3008」の、2種類のパワートレインをラインナップする。「E-3008」は遅れて年内の発売を予定。
●エクステリア新型3008はファストバックスタイルを大胆に取り入れた。プジョーでは初めて、サイドウィンドウモールが表に見えないようなデザインを採用し、フロントからリアに伸びるシームレスなサイドラインを演出した。空力性能に優れたクーペフォルムとSUVの力強さとを融合したエクステリアデザインが特徴だ。
フロントエンドには、ブランドエンブレムを配した大型のフレームレスグリルを採用。ボディと同色の精緻なデザインのグリッドが特徴的だ。プジョーのアイデンティティと言えるライオンの爪痕モチーフにしたLEDデイタイムランニングライト、リアには立体造形の3本のLEDランプを採用し、ブランドの世界観を表現する。
ヘッドライトには、走行状況に応じて自動で照射をコントロールする、薄型マトリックスLEDヘッドライトを搭載。足元には19インチの大径アロイホイールを装備している。ハイブリッドモデルのホイール名「YARI」は、長野県、北アルプス南部に位置する日本の代表的な山岳、槍ヶ岳の名前から命名されたという。鋭い山頂部をモダンなデザインに再解釈しつつ、エアロダイナミクスを考慮したデザインだ。
●インテリアインテリアでは、機能性とスタイリングとを融合させることが開発の意図だった。ダッシュボードからドアトリムへと伸びる水平基調の造形は、キャビン全体をワイドに見せる視覚的効果を生み出し、開放感のある空間をつくる狙いだ。また、ダッシュボードからセンターコンソールへ斜めに切れ込む大胆なラインは、収納力と機能性を維持しつつ、モダンなインテリアを際立たせることが使命。
荷室は、ファストバックスタイルながら520Lの荷室容量を確保。座席2列目を倒した状態の荷室容量は1480Lになる。
●アルカンタラシート「GT」(アルカンタラパッケージ)グレードのシートは、アルカンタラ素材をシート中央部に使用し、身体が滑りにくく、ホールド感のあるシートを装備する。ショルダー部までホールドするサイドサポートには、アダプティブボルスター機能をプジョーで初めて搭載し、シチュエーションに合わせて、ドライバー好みのフィット感に調整することが可能だ。



































