画面表示イメージ《写真提供 ホンダアクセス》

ホンダアクセスは7月14日、福祉車両・車いす仕様車のホンダ純正ナビゲーションシステムに設定できる「車いす仕様車専用リアカメラガイドライン」の提供を開始した。

ホンダの車いす仕様車は、車両後端からスロープを展開するが、リアカメラ映像にスロープ接地場所の目安がないため、車いすの乗降に十分なスペースが確保できず、再度駐車位置を調整するケースが発生している。ホンダアクセスではこの課題解決のため、ナビ画面でスロープ先端位置や車いす乗降スペースの目安を確認できる「車いす仕様車専用のガイドライン」を開発した。

車いす仕様車専用リアカメラガイドラインは、後退時のナビ画面に展開したスロープの先端と乗降に必要なスペース(スロープ端から約1.5m)をガイド線として示すもの。このガイドラインを目安に駐車することで、乗降に必要なスペースを確保し、最小限のスペースで駐車しやすくなる。

このガイドラインは「車いす仕様車専用リアカメラガイドライン」適用のホンダ純正ナビゲーションシステムを装着した2016年9月16日以降発売の『フリード+』車いす仕様車をはじめ2017年9月1日以降発売の『N-BOX』車いす仕様車、2022年7月14日発売の『ステップワゴン』車いす仕様車で使用できる。

ホンダ フリード+ 車いす仕様車《写真提供 本田技研工業》 ガイドライン(目安線)、A:車両側面から約25cmの目安、B:リアバンパーから約0.5mの目安、C:テールゲート開閉可能の目安、D:スロープ後端の目安、E:車いす乗降スペースの目安《イラスト提供 ホンダアクセス》 ガイドライン(目安線)、D:スロープ後端の目安、E:車いす乗降スペースの目安《イラスト提供 ホンダアクセス》