ホンダは6月2日、『N-BOX』など8車種について、低圧燃料ポンプに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは『N-BOX』、『N-BOXカスタム』、『N-WGN』、『N-WGNカスタム』、『N-VAN』、『N-ONE』、『N-BOXスラッシュ』、『S660』の8車種で、2018年3月21日〜12月21日に製造された21万9623台。
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)にて、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置として、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。
不具合は68件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
低圧燃料ポンプの不具合については、2020年5月28日および2021年5月28日付けで、『CR-V』、『インサイト』、『シビック』、『レジェンド』の4車種を対象にリコールを届け出ていたが、検証を進めた結果、NシリーズやS660にも対象を拡大する必要性が判明したため、新たにリコールを届け出た。
ホンダ、Nシリーズなど21万9000台をリコール…燃料ポンプ不具合でエンストのおそれ
2022年06月02日(木) 16時45分
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