アキュラ・インテグラ 新型のAスペック《photo by Acura》

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは4月29日、新型『インテグラ』(Acura Integra)のスポーティ仕様の「Aスペック」を6月、米国市場で発売すると発表した。このAスペックの「テクノロジー・パッケージ」に、ラインナップ唯一の6速MTが用意される。

◆アキュラ主要モデルに用意されるAスペック
Aスペックはアキュラ車をベースに、内外装をスポーティに仕上げたカスタマイズ仕様だ。アキュラ車で最初にAスペックが用意されたのは、2004年。セダンの『TL』にラインナップされたのが、原点だった。

アキュラは2018年、このAスペックをアキュラ主要モデルに拡大設定すると発表した。セダンの『TLX』や『ILX』をはじめ、SUVの『RDX』や『MDX』に、Aスペックが用意されている。

現在では、アキュラ車にスポーツ性を求める顧客を中心に、Aスペックは支持を集めている。

◆自動レブマッチング機能付きの6速MT
アキュラは新型インテグラにも、スポーティ仕様のAスペックを設定する。Aスペックのエクステリアは、グロスブラック仕上げのウィンドウ周りとフロントとリアのブラックフェイシアで、スポーティなスタイルを強化した。リップスポイラーも装備。Aスペックのエンブレムが、フロントフェンダーとテールゲートに配される。シャークグレーの18インチアルミホイールには、235/40R18サイズのオールシーズンパフォーマンスタイヤを組み合わせた。

Aスペックを選択すると、インテリアにもスポーティな演出が施される。ステンレス製ペダルをはじめ、ステアリングホイール、シート、シフトレバー、シフトブーツ、ゲージニードルには、赤いコントラストステッチがあしらわれる。

CVTに加えて、セグメント唯一の6速MTをテクノロジー・パッケージに設定する。ショートストローク、クロースレシオの6速MTは、自動レブマッチング機能を備えている。コーナーからの立ち上がり加速のトラクションを最大化するために、パワーはヘリカルLSDを介して路面に伝えられる。

◆最大出力200hpの1.5リットル「VTECターボ」
1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンは、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800〜5000rpmを引き出す。クラスをリードするドライビングダイナミクスとパフォーマンスを実現するために、剛性の高いボディとスポーツチューンされたシャシーに、独立式サスペンションを組み合わせた。正確でスポーティなハンドリングと、快適な乗り心地を追求する。強力なブレーキと正確な可変レシオステアリングも採用している。

標準の統合ダイナミクスシステムの「IDS」により、ドライバーは、スロットルレスポンス、CVTのプログラム、ステアリングフィール、メーターの色など、3種類の走行モード(コンフォート、ノーマル、スポーツ)から選択できる。Aスペックのテクノロジー・パッケージでは、室内の音の調整に加えて、ドライバーがIDS設定の組み合わせを好みに合わせてカスタマイズできるインディビジュアルモードが追加される。

オプションの「アダプティブダンパーシステム(ADS)」では、コンフォート、ノーマル、スポーツの各走行モードに応じて、サスペンションの減衰特性が変化する。これにより、乗り心地とハンドリング性能をさらに正確に制御できるという。ドライバーは、ボタンを押すだけで、ステアリング、エンジンのレスポンス、サスペンションの硬さを独立して選択できるインディビジュアルモードにより、走行体験をカスタマイズすることもできる。

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