メルセデスAMG G63(2018年)

メルセデス・ベンツ日本は2月16日、メルセデスAMG『G63』など36車種について、点火コイルに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのはメルセデスベンツ『Cクラス』、『GLCクラス』、『Eクラス』、『Sクラス』、『Gクラス』、メルセデスAMG『GT』の36車種で、2017年12月19日〜2020年9月9日に輸入された3015台。

対象車両はの点火コイルの製造設備の保守が不適切なため、2次コイルの配線が長く、回路内で短絡が発生して高電圧が生成できなくなり、影響を受けたシリンダが失火することがある。そのため、エンジンの出力が低下するとともにエンジン警告灯(MIL)が点灯し、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがある。

改善措置として、全車両、点火コイルを良品に交換する。

不具合は1件発生、事故は起きていない。ドイツ本社からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《写真提供 国土交通省》