ステージ21リゾートデュオバンビーノ(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 大野雅人》

フラットベッドにして寝転がってみると、これが軽自動車であることを忘れるほど、広くて静か。しかも室内が適度な温度に保たれてる点が居心地いいポイントか……。これ、相模原市中央区に本社をおく Stage21(ステージ21)がつくる『リゾートデュオバンビーノ2022』。

軽自動車8ナンバー、乗車定員4人・就寝定員4人のキャブコンタイプ軽キャンパーで、ベース車はダイハツ『ハイゼットトラック』。運転席と助手席に2人乗るのはわかるとして、あと2人はどこに座るの? とスタッフに聞くと「荷台側の居住空間に2席、シートベルトを装着したシートがある」という。

トラックタイプだから、運転席と荷台の間に壁があるように思われがち。このリゾートデュオバンビーノ2022は、運転席・助手席と荷室居住空間の間に境がないシームレス構造だから、居住空間の座る2人と運転席・助手席に座る2人は普通に会話もできるし、飲み物やマップを手渡せる距離にある。

このクルマのもうひとつの特長として、軽さがある。なんとこれだけ積んで1トン。ポップアップルーフやベッド、収納などを入れて1トン近くでおさえられる軽量設計が売り。

また、居住空間はアルミパネルと断熱材の3層構造だから、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのもポイント。また遮音性もしっかりあることから、「車中泊などでは、まるでおうちにいるように快適」という。大型網戸つきエントランスドアやアクリル窓も開放感があっていい。

標準装備のポップアップルーフを立てると、大人も立って歩き回れる空間ができあがる。ポップアップルーフを閉めるさいは、自分の体重に任せて内側から引き下げればすぐに閉まる。「ポップアップルーフを閉めた状態でもシートの座面から90cm以上のクリアランスがあるから、悪路の移動でもしっかりとヘッドクリアランスが保てる」とも。

ジャパンキャンピングカーショー2022(幕張メッセ、2月10〜13日開催)で展示したこのデモカーは、エアコン(One Coool 21)や電子レンジ、C15横型冷凍冷蔵庫などのオプションがついて、425万円。ルーフにつく180W薄型ソーラーパネルと走行充電器MPPTコントローラー50A複合機による2系統充電システムも標準装備でこの価格は、魅力的かも。

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