メルセデスベンツのモーターホーム(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 中尾真二》

ジャパンキャンピングカーショー2022のハイマージャパンのブースには豪華・大型キャンパーが並んでいる。ひときわ目をひくのは奥の特設スペースにテイン時されたメルセデスベンツをベース車両にしたキャンピングカーだ。

ハイマーはドイツのキャンピングカービルダーだが、もとはキャンピングトレーラーを作っていた会社だ。現在はキャンピングカーというよりモーターホームのメーカーと言うべきかもしれない。メルセデスベンツの大型モーターホームに定評がある。

会場に展示してあったのはメルセデスベンツ『B-ML1780』というモーターホーム。ベース車はメルセデスベンツ『スプリンター418CDI』。全長約7.9メートル。全幅約2.3メートル。全高約3メートルという。FF2輪駆動ながら、170馬力のディーゼルエンジンを搭載する。トランスミッションは9AT。

輸入車のキャンピングカーやモーターホームのいいところは、2メートル近い大人が中で普通に立てることだ。国産キャンピングカーにもそういった車両は存在するが、やはりベース車のサイズが異なるのでキャビネット、キッチン、トイレなど内装家具類の造りも一般の家向けサイズとそん色がない。

モーターホームとキャンピングカーの違いをあえて挙げるとすれば、ベッドルームだろう。B-ML1780のベッドルームは、日本のヘタなビジネスホテルダブルサイズの比ではない。住む前提のモーターホームとキャンプの寝床の違いだろうか。

スプリンターの新型はフレーム構造が刷新され、シャーシ下にストレージやバッテリーなどを配置するスペースが確保できる。床の段差もなくなる。ベッド下は大きなストレージになっている。ドンガラの空間だが、軽自動車用のキャンピングカー装備が一式まるまる収まりそうだ。

価格は消費税込みで2400万円ほど。

スプリンターベースのB-ML1780:約2400万円《写真撮影 中尾真二》 メルセデスベンツのモーターホーム(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 中尾真二》 運転席と助手席は回転式《写真撮影 中尾真二》 リビングダイニングのテーブル《写真撮影 中尾真二》 メルセデスベンツのモーターホーム(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 中尾真二》 コンロはIH《写真撮影 中尾真二》 メルセデスベンツのモーターホーム(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 中尾真二》 シャワールーム。トイレは別にある《写真撮影 中尾真二》 ベッドルーム《写真撮影 中尾真二》 ビジネスホテルより広い?《写真撮影 中尾真二》 ベッドルームからの車内《写真撮影 中尾真二》 メルセデスベンツのモーターホーム(ジャパンキャンピングカーショー2022)《写真撮影 中尾真二》 床下ストレージ《写真撮影 中尾真二》 ベッドルーム下の巨大ストレージ。軽自動車のキャビンくらいの広さがある《写真撮影 中尾真二》 ハイマーのブース《写真撮影 中尾真二》