トヨタ・カローラスポーツ《写真提供 トヨタ自動車》

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大がどうにも止まらない。1日4万人ペースの新規感染が続くと、自宅待機などを求める濃厚接触者が月内に180万人を超えるという試算もあるほどだ。

企業でも対応に追われているが、こうした中、トヨタ自動車が、『カローラスポーツ』や『カムリ』などを生産している豊田市の堤工場で男性従業員14人の感染が判明。今週22日まで工場の一部の生産ラインの稼働を制限すると発表した。約1500台の生産に影響するという。きょうの毎日によると、トヨタは、部品の仕入れ先に社員が直接出向いてワクチン接種状況を聞き取るなど入念な対策を続けてきたが、感染拡大の勢いが強く、「今後も生産に影響が出る可能性は否定できない」とも伝えている。

また、トヨタ傘下のダイハツ工業も従業員らの間で従業員30人以上が感染したため、滋賀県の滋賀2工場と大阪府の本社工場の夜勤を一時取りやめるという。小型スポーツタイプ多目的(SUV)『ロッキー』などの生産に影響が出るようだ。

自動車業界は、半導体不足やアジアなどでの感染拡大に伴う工場停止で大規模な減産に追い込まれたが、年明けから挽回する計画を立てているメーカーが多い。その矢先でのコロナ感染の拡大に見舞われての操業停止という踏んだり蹴ったりで、業績へのダメージは大きいとみられている。

2022年1月20日付

●賃上げ促進し経済成長、衆院代表質問、首相「分配」を強調(読売・1面)

●ガソリン2週連続上げ、原油高騰来週にも170円超か(読売・8面)

●トヨタ堤工場一部操業停止、従業員コロナ感染、ダイハツも生産一時停止、2工場、コロナで(読売・8面)

●次世代電池ホンダ共同開発(読売・9面)

●ジェイテクトがブランド統一(朝日・9面)

●東証続落790円安、米インフレ加速を警戒(毎日・7面)

●往年の名車EVに再生(東京・6面)

●ドライブ・マイ・カー米で次々映画賞(東京・6面)

●日野、アスクルとEV実証実験(日経・15面)

トヨタ・カムリ《写真提供 トヨタ自動車》 ダイハツ・ロッキー《写真提供 ダイハツ工業》 アスクル、日野デュトロ Z EVを用いて、電動車の最適稼働マネジメントの実証実験《写真提供 アスクル》