トヨタの小型EVスポーツコンセプト(12月14日、東京で発表されたフルサイズモデル)《photo by Toyota》

トヨタ自動車(Toyota)は12月14日、EVに関する新戦略を発表した。2030年までに30車種のEVを世界市場に投入する計画で、コンセプトカーを中心に16台のEVが公開された。

初公開されたコンセプトカーの中には、小型のEVスポーツが含まれていた。フロントに「GR」のエンブレムが装着されていることから、GRブランドの小型EVスポーツが登場する可能性もある。

この小型のEVスポーツに関しては、「『MR2』 の再来」と報じる欧米の自動車メディアが目立った。MR2は、トヨタ自動車が、かつて販売していたスポーツカーだ。中でも、2代目トヨタMR2(SW20型)は、1989年に誕生。初代MR2(1984年発表)で打ち立てたミッドシップ・ナラバウト・2シーターの走りの世界を、さらに進化。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力225psを誇った。

その後、2代目MR2はマイナーチェンジで熟成を図りながら、1999年まで生産。1993年の2度目のマイナーチェンジでは、ターボの最大出力が245psまで引き上げられた。一部の海外市場では、後継モデルの小型ミッドシップオープンスポーツカーの『MR-S』(1999〜2007年)も、『MR2スパイダー』の名前で販売された。

トヨタが今回発表した小型EVスポーツは、オレンジメタリックのボディカラーをまとい、EVパワートレインのミッドシップレイアウトを連想させるデザインを採用していた。ルーフは脱着式の「タルガトップ」となっており、初代、2代目MR2に用意されていた「Tバールーフ」同様、オープンエアが楽しめるスポーツカーを提案している。

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