VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

VWは現在、通称「ワーゲンバス」の再来と伝えられる『ID.BUZZ』を開発しているが、いよいよその最終デザインがヴェールを脱いだ。「Spyder7」がスクープした。

ID.BUZZはカーゴ(商用車)バージョンと乗用車バージョンを用意するEVバンで、そのルックスは、Tシリーズの前身である『タイプ2』(通称:ワーゲンバス)を彷彿とさせる。2017年にコンセプトカーが公開されてから4年の歳月を経て、いよいよ発売が迫る。

豪雪のフィンランドで目撃したプロトタイプは、両側に引き戸とサイドウィンドウが付いており乗用車バージョンとみていいだろう。薄いカモフラージュは施されているものの、最終デザインが露出。2017年のコンセプトモデルからいくつかの変更が加えられている。

正面からみると、LEDデイタイムランニングライトバーが特徴的なヘッドライトが目を引く。下部フロントグリルはオリジナルコンセプトより大幅に小さく、オールブラックに仕上げられているほか、バンパー両サイドには円形フォグランプが配置されている。

側面では、ヘッドライトのコーナーから、テールライトまで伸びる力強いキャラクターラインが特徴的だ。運転席側のフロントクォーターパネルにはコンパクトな充電ポートが確認できる。下部の黒いクラッディングは保護パーツとみられるが、おそらく市販型では削除されるはずだ。

後部では、アグレッシブなLEDテールライトを装備。白いステッカーでブランドロゴを隠しているほか、ボディの底には牽引用のバーが見てとれる。

キャビン内では、ハンドルの奥に湾曲したデジタルメーターパネルを装備。中央のダッシュボードには大型のフローティングスタイルのタッチスクリーンを配置するなど、IDファミリーとしてインテリアデザインの多くを共有していることがわかる。

ID.BUZZは、VWグループの「MEB」プラットフォームを採用。48kWh〜111kWhのバッテリーを積むと見ている。ベースモデルは後輪駆動で最高出力201psを発揮、オプションで全輪駆動が用意されるだろう。注目は111kWhバッテリーを積むハイエンドモデルで、前後にデュアルモーターを搭載、システム合計365psを発揮し、航続は342マイル(550km)と噂されている。また太陽光を利用して航続距離を最大15km伸ばすソーラーパネルルーフが用意されるという。

令和のワーゲンバスとも言えるID.BUZZ市販型の発売は、欧州市場が2022年内、米国市場は2023年の発売が予想されている。日本への導入はあるか、注目だ。

VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》 VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》