スパル・インプレッサ《写真提供 スバル》

国土交通省は11月29日、タカタ製の欠陥エアバッグのリコール改修を促進するため、新たに届出があったリコールの対象車両についても車検停止措置の対象に追加すると発表した。

タカタ製の欠陥エアバッグが異常破裂して、金属片が飛散する不具合が発生していることから、自動車メーカーは2009年以降、総台数2112万台のリコールを実施している。これらリコール対象車のうち、特に異常破裂する危険性の高い車両で、届出から2年以上未改修のものを対象に、2018年5月1日から車検停止措置を実施している。

これらは生産から9年以上経過したものを順次対象に追加する必要があり、2020年1月に追加したが、その後、新たに危険性の高い車両のリコールの届け出があったことから、これまでと同様に、未改修車の車検を停止する。リコール届出番号「4640」と「外-3271」で、「4640」が2022年5月1日から、「外-3271」が2024年5月1日からそれぞれ車検停止措置が開始される。

不具合が未改修で車検停止措置となる車両は自動車メーカーのサイトや窓口で確認できるとしている。

スパル・インプレッサ《写真提供 スバル》