ポルシェ・タイカン 4S(参考)《photo by Porsche》

ポルシェは11月12日、『タイカン』(Porsche Taycan)の新グレードを11月17日、米国で開幕するロサンゼルスモーターショー2021において、ワールドプレミアすると発表した。

この新グレードは、「タイカン4S」と「タイカンターボ」の間に位置する。ポルシェによると、信じられないほどダイナミックな走行性能を発揮するという。

タイカン4Sには効率的な電気モーターを、フロントアクスルとリアアクスルに1基ずつ搭載し、4輪を駆動する。電気モーター、トランスミッション、パルス制御インバーターは、コンパクトなドライブモジュールに一体設計された。

リアアクスルには、2速トランスミッションを搭載した。1速は静止状態からの発進時に、鋭い加速を可能にする。ロングレシオの2速は、高い効率と同時に、高いエネルギー残量を追求する。2速は、高速走行時にも適用される。

タイカン4Sには、蓄電容量79.2kWhのシングルデッキの「パフォーマンスバッテリー」が標準装備される。オーバーブースト時の最大出力は530psを発生する。オプションで、「パフォーマンスバッテリープラス」を用意する。バッテリーの蓄電容量は、93.4kWhに引き上げられ、最大出力は571psとなる。どちらの仕様でも、タイカン4Sは0〜100km/h加速を4.0秒で駆け抜け、最高速は250km/hに到達する。

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