三菱自動車のPHEV(プラグインハイブリッドEV)を災害対策車両として導入するゲヒルンと三菱は、共同で動画を配信。動画では『エヴァンゲリオン』シリーズで相田ケンスケ役を務めた岩永哲哉さんによるナレーションで、「特務機関 NERV 災害対策車両」について、そして災害時に向けた備えの大切さを語りかける。
三菱は「特務機関 NERV 災害対策車両」篇、ゲヒルンは「停電に備える」篇として、それぞれの公式チャンネルで配信している。
動画のコンセプトは「反省とは、未来を考えること。」。この言葉は、リアス・アーク美術館の常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」に掲示されているパネルの冒頭に書かれているもので、ゲヒルンは「私たちのアプリ開発の手法や理念に大きな影響を与えています」と説明する。
動画では、赤と青の「線」で描かれるイラストととともに三菱のPHEVの機能を解説。災害情報を発信する特務機関NERVとして災害対策車両を整備し、大規模な停電に備える取り組みを伝えると同時に「一般の方々にも停電への備えを啓発する目的で制作を行いました」(ゲヒルン)。
特務機関 NERV 災害対策車両として導入されているのは、『アウトランダーPHEV』と『エクリプス クロス PHEV仕様』。三菱のPHEVは外部から充電することができる電気自動車であると同時に、ガソリンエンジンによる発電も可能。クルマに貯めた電気は、走行するためのエネルギーとしてだけでなく、AC100V/1500Wコンセントを通して様々な家電製品などにも使うことができる。一般家庭の電力量であれば最大で約10日分もの電気をまかなえるので、万が一の停電時にも役立つ。
ゲヒルンが災害対策車両を整備したきっかけは、北海道胆振東部地震により北海道全域が長時間停電したことだったという。「胆振東部地震のときのようなブラックアウトが、万が一、首都圏で起こったときのことを想像すると、備えが不十分だったと後悔する無力な自分たちの姿が見えました。そういった想像が浮かんでくる以上、できる限りの備えを行いたいと思い、災害対策車両を運用しています」。
『エヴァ』ケンスケ役の岩永哲哉さんが語りかける、「停電に備える」PHEVの価値
2021年10月09日(土) 11時30分
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