テスラ(Tesla)のイーロン・マスクCEOは9月1日、新型テスラ『ロードスター』(Tesla Roadster)に関して、出荷開始が2023年にずれ込むとの見通しを発表した。
2008年に発売された初代ロードスターは、テスラの原点となったEVだ。英国のスポーツカーメーカー、ロータスの『エリーゼ』の車台をベースに、テスラ独自のEVパワートレーンを搭載していた。その後の『モデルS』、『モデルX』の成功の基礎を築いたのが、初代ロードスターだった。
新型ロードスターは、2世代目モデル。初代とは異なり、テスラのオリジナルデザインとなる。また、頭上のガラスルーフを脱着するタルガトップを採用する。後席にシートを設けた4名乗りという点も、2シーターだった初代との違いだ。
動力性能は、大幅に進化した。モーターやバッテリーなどのスペックは公表されていないが、0〜100km/h加速は2.1秒、最高速は400km/h以上。1回の充電で、およそ1000kmの航続を可能にしているという。
テスラのイーロン・マスクCEOは、この新型ロードスターについて今年1月、2022年から生産を開始できる見込みを明らかしていた。しかし今回、出荷開始が2023年にずれ込むとの見通しを発表した。
同CEOは、2021年は半導体不足の1年であり、2022年にこの状況が大幅に改善されることがないとすれば、新型ロードスターの出荷は2023年からになるだろう、としている。
テスラのEVロードスター新型、出荷開始に遅れ発生か
2021年09月02日(木) 18時03分
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