トヨタ・ランドクルーザー新型《写真提供 トヨタ自動車》

東海理化は8月2日、車両盗難防止に貢献する指紋認証スタートスイッチを開発し、日本車として初めてトヨタ『ランドクルーザー』新型に採用されたと発表した。

東海理化はこれまで、ステアリングロックやイモビライザーなどの様々なセキュリティ製品の開発、設計、製造を行ってきた。今回開発したスタートスイッチは、スイッチ中央にある指紋センサで認証を行い、事前登録したユーザーの指紋と一致した場合のみ、エンジンを始動できる仕組みとなっている。

ランドクルーザーは2年連続で車名別盗難車両ワースト1(日本損害保険協会調べ)となるなど、盗難被害に遭いやすいモデルとなっている。同社は指紋認証スタートスイッチの開発により、社会問題となっている車両盗難の防止に貢献する。

また、指紋認証スタートスイッチは個人特定機能で登録ユーザーごとにシートポジションやドアミラーを自動で調整するなど、より快適な移動空間作りにも寄与している。

同製品はトヨタ自動車より新型ランドクルーザーの商品力向上に多大な貢献をしたとして、プロジェクト表彰の技術の部を受賞している。

指紋認証スタートスイッチ《写真提供 東海理化》 トヨタ・ランドクルーザー新型:指紋認証スタートスイッチ《写真提供 トヨタ自動車》 指紋認証スタートスイッチ《写真提供 東海理化》 トヨタ・ランドクルーザー新型:個人特定機能《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ・ランドクルーザー新型《写真提供 トヨタ自動車》