トヨタ自動車は7月7日、『アルファード』および『ヴェルファイア』のアイドリングストップシステムに不具合があるとして、国土交通省に再度リコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2017年12月13日〜2021年6月11日に製造された5万0983台。
アイドリングストップ搭載車において、制御プログラムが不適切かつバッテリの断熱が不十分なため、長時間アイドリングによりバッテリ温度が高い状態で使用を繰返すと、劣化抑制の再生充電が不足してバッテリが異常劣化することがある。そのため、アイドリングストップ後、再始動できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、エンジン制御用コンピュータおよびアイドリングストップコンピュータのプログラムを対策仕様に修正するとともに、一部車両に対しては、バッテリ断熱カバーを対策品に交換。また、バッテリの劣化状態を点検し、異常がある場合は新品に交換する。
不具合は22発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
なお、アイドリングストップシステム不具合に関するリコールは2019年10月30日付けで2万3000台を対象に届け出ているが、新たに原因が判明し、改善措置の内容が不十分であったことから、対象を拡大して再度届出た。
トヨタ アルファード、ヴェルファイア 5万台を再リコール…アイドリングストップ不具合で新たな原因判明
2021年07月07日(水) 15時53分
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