いすゞ(Isuzu)の北米部門は4月6日、完全自動運転の中型トラックの開発と評価プロジェクトにおいて、ガティック(Gatik)と提携することで合意した、と発表した。
ガティックは2017年、米国に設立された。自動運転車を使用して、安全かつ効率的に商品を配送することを目指している。ガティックは小型トラックや中型トラックなどの中距離輸送向けの自動運転ソリューションを開発しており、ウォルマートなどの大手小売企業が顧客だ。
いすゞの北米部門は、完全自動運転の中型トラックの開発と評価プロジェクトにおいて、ガティックと提携することで合意した。中型トラックの分野では、米国初となる自動運転輸送の商業化を加速すると同時に将来、より安全で持続可能なロジスティクスコミュニティに貢献することを目指す。
いすゞとガティックのエンジニアリングチームの協力により、2021年内に最初の車両が配備される。この提携により、ガティックの自動運転技術がいすゞの中型トラック『Nシリーズ』(日本名:『エルフ』に相当)に搭載され、SAEレベル4の完全自動運転の配送車両を生産することにつなげていく。
ネット通販の売り上げの急増により、運送業界はドライバー不足という問題を抱えている。ガティックの自動運転ソフトウェアのノウハウをいすゞのトラックに組み合わせて、これらの問題点に対処し、小売業者が輸送量を維持しながら、運用コストを削減し、納期を短縮できるようにする、としている。
いすゞ、完全自動運転の エルフ を共同開発へ…米国で提携に合意
2021年04月07日(水) 15時45分
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