いすゞ エルフ 4WD(左)とエルフミオ 4WD(右)《写真提供 いすゞ自動車》

いすゞ自動車は、小型トラック『エルフ』4WDをフルモデルチェンジし、『エルフミオ』4WDを新たに追加して販売を開始した。

エルフ4WDは、キャブの内外装を刷新し、AT免許で運転可能な9速DCT「ISIM」を採用した。デュアルクラッチによる素早いシフトチェンジにより、ドライバーの疲労軽減と快適なドライブフィーリングを実現する。4JZ1エンジンとの組み合わせにより、JH25モード燃費基準値に対して全車+5%を達成し、ISIM搭載車では+15%を達成している。

エルフミオ4WDは、AT限定の普通免許で運転できる国内唯一の4WDディーゼルトラックとして新たに市場投入される。最大積載量1.05トンを確保しつつ、平ボディやバン、温度管理車など幅広い架装物に対応する。1.9Lディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載し、クラスで唯一中量車燃費基準を達成、13.5km/リットル(JC08モード)を実現した。

先進安全機能では、交差点プリクラッシュブレーキの作動対象を対向歩行者から対向車両まで拡大した。また、ドライバー異常時対応システム(EDSS)では、レーンキープアシスト(LKA)との組み合わせで車線内での自動停止が可能となり、安全かつ安定した停車動作を実現する。

販売面では、いすゞ販売会社での販売に加えて、オンライン販売チャネル「ELFmioストア」で4WDモデルの限定メンテナンスリースプランを提供する。スマートフォンやPCから簡単に見積もり・商談が可能で、契約満了後に車両を買い取れる「購入選択権有りプラン」も新たに追加される。

国内目標販売台数は年間4万台(エルフシリーズ全体)を設定している。

いすゞ エルフミオ 4WD《写真提供 いすゞ自動車》 いすゞ エルフ 4WD《写真提供 いすゞ自動車》