
スズキは3月4日、原付スクーター『レッツ』および『アドレスV50』のエンジン制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは2017年9月6日〜2020年12月1日に製造された6万2888台。
対象車両は、エンジン制御コンピュータの制御プログラムが不適切なため、燃焼室にカーボンが堆積し、その一部が剥がれ落ち、排気バルブまたは吸気バルブのシート面に噛み込むことがある。そのため圧縮不足となり、停止直前のエンストやエンジン始動不良となるおそれがある。また、スロットルを開けて始動した場合、エンジンの点火制御が適切に行われず、発進時または減速後の再加速時にエンストを起こすおそれがある。
改善措置として、全車両、エンジン制御コンピュータを対策品と交換する。
不具合は86件発生、軽症事故が1件起きている。市場からの情報により発覚した。


