アウディ Q4 e-tron スポーツバック(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

新型車開発テストの聖地、スカンジナビアで今年もウィンターテストシーズンが開幕した。第1発目は、アウディが開発中の電動クロスオーバークーペSUV『Q4 e-tronスポーツバック』だ。

VWの電動SUV『ID.4』を支える「MEB」プラットフォームを採用しながらも、密閉されたグリル、空力ホイール、ヘッドライトなどアウディらしい差別化が施される。

捉えたプロトタイプは、コンセプトモデルと異なるLEDデイタイムランニングライト、エアインテークを装備。市販型では25の異なるパターンから選択することができるという。


リアエンドは、テールライトのグラフィックが変更されているほか、ルーフスポイラーには第3のブレーキランプをインストール、安全性が高められていることがわかる。

キャビン内には、デジタルインストルメントクラスタを搭載、センターにある大型のインフォテイメントディスプレイは、VWの兄弟モデルのようにダッシュボードの上ではなく、ダッシュボード内にインサートされている。さらにその下には、ギアセレクタ、プッシュ式スタートボタン、電子パーキングブレーキを確認することができる。

パワートレインの詳細は謎のままだが、シングルモーターとデュアルモーターのパワートレインが提供されそうだ。ベースはRWDと予想され、55kWhのバッテリーを搭載、リアのシングルモーターにより最高出力200psを発揮、航続は400km(250マイル)程度となるだろう。

また上位モデルでは、デュアルモーターによるAWD「クワトロ」を採用。82kWhのバッテリーにより最高出力306psを発揮。航続距離は510km(317マイル)が期待できそうだ。

Q4 e-tronのデビューは2020年内、スポーツバックは2021年で、共にドイツのツヴィッカウ工場でVW ID.4と一緒に生産予定となっている。

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