BMWグループ(BMW Group)は11月24日、新世代EVの『iX』の開発に同社として初めて、ゲームの技術を導入した、と発表した。
ゲーム技術やバーチャルリアリティ(VR)アプリケーションは、自動車の開発のさまざまな場面で利用されている。BMWグループは、米国のソフトウェア企業のEpicGames社の「アンリアルエンジン」をベースにした複合現実(MR)システムを開発し、新世代EVのiXの開発に初めて使用した。
これにより、さまざまな素材の光の効果や光の反射などを考慮した3Dレンダリングを、すばやく作成することが可能になった。BMWグループによると、iXの開発の早い段階で、機能やユーザーエクスペリエンスをリアルタイムに実装することができたという。
BMWグループは今後、EpicGames社のコラボレーションをさらに発展させる。ゲームエンジン技術を使用することによって生み出される可能性は、多くの分野で効率的なだけでなく、さまざまな設計や製造プロセスに導入できるためだ。
BMWグループは、アンリアルエンジンは、VRやARエクスペリエンスプラットフォームの重要な部分であり、ゲームエンジンの開発者と協力して、テクノロジーを活用する新しい方法を見出していく、としている。
BMWの新世代EV『iX』、ゲーム技術を導入して初めて開発
2020年11月29日(日) 16時00分
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